森博嗣 オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei's Last Case 第一章 7人の招待客

さて、会員制に移行したメフィストのVol.2が届きました。

待ちに待った、森博嗣による、 オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei's Last Case の続き。

前回はプロローグのみでしたが、いよいよはじまった第一章。至福の約50ページ。

 

タイトルは、7人の招待客。

 

表紙をめくると登場人物。全員カタカナ表記。

犀川創平もサイカワ・ソウヘイ。なので、我らが知っている犀川創平とは限らないかも??

 

今回も語り部は”私”こと、ミヤチ・ノエミ。後の会話から女性で37歳、日本人。

どんな漢字なんでしょうね。宮地野枝美とか??

 

色々あって、船で島に行き、オメガ城へ到着。

遅れて、画家のウヅキ・フミオミも到着。この人も日本人。

これで7人がそろった。

 

ディナがはじまって、一通りコースが終わり、やっぱりあの人は現れなかったか・・・

 

!!

 

マガタ・シキ、出てきた。まじか。

受け答えも真賀田四季らしき雰囲気。

招待されたメンバそれぞれへ評価らしきものを発言。

 

その中で気になったのはルカス・ゾンネフェルト。

いつか私たちがおせわになることでしょう

まだ、今は話せませんけど、そのうちに

ってどう言う意味?この人、職業は医者って言ってた。

物語の時系列的にはこの後にWシリーズなのだろうか?だとすれば、実質寿命がなくなる世界を切り拓く人?それともウォーカロンを作る人?

 

犀川創平に対しては、

お久しぶりです

の一言のみ。でも本物の真賀田四季、っぽい。

 

嵐のように現れて、瞬く間に帰る四季。去り際、蛇足といいながらめっちゃ重要っぽいことを・・・

 

これから起こることに、ご注意される方がよろしいと思います。でも、私にはどうすることもできません。人間というものは、そういうものなのです。ほとんど無力、ただ呼吸をし、老化し、死んでいくのですから、一時の迷いも、トゥリヴィアルな揺らぎ・・・・・・。では・・・・・・

 

おいおいおい、なんか意味深すぎる!そして意味がわからなさすぎる!!真賀田四季すぎる!!!

 

トゥリヴィアルって何?wikiによると

ごく基本的で明らかなことを指してtrivial(「自明な」と訳される)という用語をよく使う。

らしい。トリビアってやつですね。へぇーへぇーへぇー。

人間とはそういうもので一時の迷いも自明な揺らぎ、うん、よりわからん笑 

 

四季が去った後、7人は話をする。

イカワはごく近い女性に来た招待に対して、代わりに出席することになった。まぁ普通に想像すると西之園萌絵だよなぁ。儀同世津子って線もある?だとしたら職業は研究者じゃなく記者宛だったことになるのかも。

 

んで、シチュエーションが、アイザックアシモフ(本文中はアジモフ)の黒後家蜘蛛の会に類似しているとのこと。執事の名前もヘンリィだし。

アシモフといえば言わずと知れた有名なSF作家ですが、ミステリーもあったとは。今回検索して初めて知りました。ちょっと読んでみようと、創元推理文庫黒後家蜘蛛の会1〜5をオーダしてしまった。届いたら読んでみます。

 

 

 

閑話休題。今回のラストでやっぱり悲鳴やあやしい物音。でも、詳しくは明かされないままこの章は終わりを迎えるのです。

 

いや〜、めっちゃ気になるんですが。

雰囲気はすべてはFになる、の妃真加島のあの事件っぽい気がするし、黒後家蜘蛛の会のオマージュらしき流れもあるし。なんかミスリードさせようとしているようなきもするし。

部屋のマーク(犀川の部屋はキツネ)とかも後々なんか関係しそうな気もする。

 

ともあれ、かつ目して待てよ次号!